未来のテレビCM
version3
ある次元ある時間の話
テレビ画面
いろいろなモノがこれになる!
↓
↓
「パチンコ!」
パチンコ店
おじさんがパチンコをしている。
リーチになり、大当たりが出る。
パチンコの画面
パチンコの画面が急に変わる。
怒っている恐ろしそうな奥さんの映像が映る。
奥さん
「アンタ!ヒトの目を盗んで、またやっているのか!帰って来たら覚悟しな!」
ナレーション
「家に帰るのが怖い面白さ!パチンコ!」
未来のテレビCM
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第二話
テレビ画面
パチンコ店
閉店の音楽が流れる。
おじさんが店を出る。
そとは、夜。
ため息をつく。
おじさん
「今、帰っても怒られるだけだ。電車もないし、タクシーで帰るより今日は近くで泊まるか・・・」
おじさんは、カプセルホテルに行き、カプセルに入り、寝る。
周りのたくさんのカプセルの中から鼾の合唱が聞こえる。
ナレーション
「家に帰れない面白さ!パチンコ!」
未来のテレビCM
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第三話
カプセルホテル。朝。
おじさんがカプセルから、出てくる。
おじさん
「鼾で、よく眠れなかった・・」
洗面をすませて、カプセルホテルから出る。
時計を見ると、10時前。
おじさん慌てて走る。
パチンコ店の前では、既に行列が長く出来ている。
おじさん
「しまった!もう少し早く出てくれば良かった!」
時間が過ぎて夜。
閉店の音楽が流れる。
おじさんが店を出る。
そとは、夜。
ため息をつく。
おじさん
「今、帰っても怒られるだけだ。電車もないし、タクシーで帰るより今日も近くで泊まるか・・・」
おじさんは、カプセルホテルに行き、カプセルに入り、寝る。周りのたくさんのカプセルの中から鼾の合唱が聞こえる。
これが、何回か続く。
時間が過ぎて夜。
閉店の音楽が流れる。
おじさんが店を出る。
そとは、夜。
ため息をつく。
財布を開いてみる。
財布の中は、小銭ばかり。
また、ため息をつく。
おじさん
「これでは、カプセルホテルにも泊まれない。怒られるのは分かっているが、謝って今日は、家で、久しぶりに寝よう。タクシー代は、家に帰ってから、かみさんにもらおう・・」
タクシーで団地につく。
おじさん
「すみません。タクシー代を家でもらって来ますので、ちょっと待ってください。」
タクシーの運転手は嫌な顔をして。
タクシー運転手
「ええ!困りますよ。お客さん!」
おじさん
「すぐですから、運転免許の入った財布を残すので、お金を持ってくるまで、預かっておいてください。」
タクシー運転手
「仕方ない。早くしてくださいね!」
おじさんは、タクシーを出て、団地の自分の部屋のドアのチャイムを鳴らす。
出てきたのは、若い男。
おじさん
「お前は誰だ!」
若い男
「アンタこそ誰?」
おじさん
「俺は、ここの住人だ!まさか、お前は、うちのかみさんの浮気相手か!」
若い男は、少し凄んで。
若い男
「アンタ何いってんの?」
おじさん少し、後ずさって。
おじさん
「ここは、405号室だよな?」
若い男
「ああ、あんた前の住人か?大家から、もし前の住人が来たら、手紙を渡してくれって、言われていたんだよ。ちょっと待っててよ。」
若い男は、そういうと、バタバタと部屋の中に手紙を探しに行く。
やがて、玄関に戻って来て。
若い男
「はい、手紙!もう、ここに来るなよ!おっさん!」
ドアがバタンと閉められる。
おじさんは手紙を持って、団地の外に出る。
団地の外にある虫が集まっている蛍光灯の下に行き、手紙を開く。
手紙の内容
↓
もう疲れました。あなたが自由にするのなら、私達親子、私も娘のユウコも自由にさせてもらいます。探さないでください。迷惑です。」
追伸
娘のユウコには、「お父さんは、死んだものとしなさい。」と言っておきます。
おじさん
「お前!ユウコ!」
夜の団地にその声が響いていた。
ナレーション
「家族をなくしてしまう面白さ!パチンコ!」
未来のテレビCM
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第四話
テレビ画面
パチンコ店
閉店の音楽が流れる。
おじさんが店を出る。
そとは、夜。
ため息をつく。
おじさん
「お金もないし、帰ろうにも、帰る家も家族もないし、また、近くで泊まるか・・・」
おじさんは近くの公園に行き、ダンボールに包まって寝る。
鈴虫の合唱が五月蝿く始まっている。
朝。10時。パチンコ店の行列の先頭におじさんがいる。
これが、何回か続く。
ある日のパチンコ店。
おじさんが、パチンコをしていると、店員がおじさんに、声をかける。
店員の後ろには、お客がいる。
店員
「おじさん!おじさん!困るんだよね!」
おじさんは、店員を振返る。
おじさん
「え?俺がなにか?」
店員
「おじさんは、もう死んでいるんだよ!お客さんが怖がってその席に座れないって!」
そう言われると、おじさんの顔に急に皺が深く刻まれ、髪が白髪になっていく。
おじさんは虚ろな声で。
おじさん
「ああ、そうか、俺はもう死んでいたっけ・・」
おじさんが透明になって消えていく。
店員は、後ろのお客に向かって。
店員
「いつもの事ですから、気にしないでください。別に何も害はありませんので・・」
お客
「・・・」
ナレーション
「死んでも忘れられない面白さ!」
「その名は、!」
キュウアト
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