チェンジングストーリー

ある次元ある時間の話

声「・・・以上、契約により、天国の全ての門は開かれ、地獄の王サタンの軍門に屈することになる!」
その途端、天国にある全ての門という門が開かれ、開かれた隙間から、赤くまるで蛇の舌のような炎が入って来た。
天国にいた住人天使達は、逃げようとするが、あっと言う間に、炎に取り巻かれ、黒い塵と化してしまう。

「早く、ここから逃げなさい!」
少年
「逃げると言ったって、どこへ逃げるのですか?」

「君達の世界へ戻るんだ!」
少年
「僕達の世界へ戻るには、どうしたらいいんですか?」
炎は神と少年の周りを中心としてトグロを巻いていた。

「目覚めるのだよ!ただ、元のいた世界を思い出し、精神と頭の世界から、体の制御を取り戻すんだ!手足に重力を感じなさい!」
少年
「重力?」
炎は、神と少年の目の前まで迫って来ていて、汗が神と少年からとめどなく出て来た。


「私の力ではもう限界がある早くしなさい。ただ、天国が破壊されると、君達の世界にも影響があるはずだ。その世界で最も・・・」
炎が神と少年の間を取り巻いた。

「・・・であるところに行くんだ!」
炎が神を取り囲み焼き始めた。

「そして・・・を見つけ・・・しなさい!」
「ジュー」神は黒い塵となった。
少年
「神様ー!」
炎がだんだんと人型になった。
悪魔だった。
悪魔
「お前のおかげで、やっと、邪魔者を始末できた。有難うよ。どうだ、これから、俺の僕(しもべ)にならないか?」
少年
「僕を、騙したんですね?」
悪魔
「ああ、御覧の通りな。」
不適な笑いをする。
少年
「僕は、あなたを許さない!きっと元の世界に戻してみせる!」
悪魔
「フフフ、こんなに小さく、無力なお前に何が出来るんだ?」
悪魔は、黒い塵となった神の残骸を手の平にすくった。
悪魔
「お前の唯一の味方は、ほら、フウー」
悪魔はその黒い塵を吹き飛ばした。
少年は、唇をかみしめて、涙を流すまいと堪えながら、悪魔をキッと見つめていた。
悪魔
「いい目をしているじゃないか?その目とともに俺のもとへ来い!来れば、神が教えてくれなかった世界の全てを教えてやるぞ!人間の持つ全ての感情、嫉妬、恨み、復讐、欲望の全てを叶える力ってやつをな!」
少年
「そんなものは、いらない!僕はただ・・・を」
その時少年の目から一滴の水晶のような涙が頬をすべり落ちて来た。
少年
「重力?」
少年は神の言葉を思い出した。
神の言葉
「目覚めるのだよ!ただ、元のいた世界を思い出し、精神と頭の世界から、体の制御を取り戻すんだ!手足に重力を感じなさい!」
少年
「体が重たい!手足に重力を感じる!」
悪魔が焦りの表情をした。
悪魔
「しまった!このガキ!金縛りを感じている!体の制御が戻りつつある!」
悪魔は空中から銀色に輝くカマを取り出した。
悪魔はカマを大きく振りかぶると少年の首に振り下ろした。
その時少年の水晶のような涙が地面に落ち砕けた。同時に、カマが少年の首に接する瞬間、少年の姿が透明になり、カマはむなしく「ビュン」と空を切った。
少年の姿はだんだんと消えていった。
悪魔
「畜生!覚醒しやがった!」
悪魔は天を見上げて言った。
悪魔
「ガキ!逃げ切れると思うなよ!天国がなくなった今、お前が帰った世界はもうお前のいた世界ではないのだから!」

to be continued

急キョあとがき

急キョあとがき(略してキュウアト)を注釈としてつけます。
つけた理由は、この作品は、ほとんど夢の中で見たことを、そのまま書いたものだからです。これまでも、夢で見たものを書いたことはあったのですが、夢で見て書き留めたメモを後で見返すと
「?」
となり、
「この落ちは何だっけ?」
というのが、多かったので、起きて記憶がなくならないうちに一気に書き上げたのが、この作品です。
夢ですから、断片でこれが、いったい短編なのか、長編の一部なのか、分かりません。
まあ、自分の無意識が作ったので、何となーく長編の一部ような気がしますが・・・そういう訳でいままでの、自分の作品とは作風が違うわけです。よって夢の進展があれば、断続的に連載出来るかもしれません。客観的に見るとどうもファンタジーのように思えるので、不定期更新エンターテイメンツ・ファンタジー第一号として認定したいと思います。以上キュウアトでした。

END